ロング(マエストロ)・ヴァイブローラ PLAIN

ギブソンのハードウェアにおいて、ひと際美しい形状を誇っているのがロング・ヴァイブローラです。俗に板バネと呼ばれるこのユニットは、ハンドルを上下に動かすことで豊かなトレモロ効果を作り出し、ビグスビーにも通じる美しい音色で人気があります。

1961年に登場したサイドウェイ・ヴァイブローラは重量があり、複雑な機構からポピュラーにはなりませんでした。その反省から、1962年後期頃にシンプルかつ効果的なロング・ヴァイブローラ・ユニットが登場し、SGやファイヤーバード、ESシリーズに搭載され好評を博します。

さて、このかっこいいヴァイブローラ・ユニットですが、当時多くの若者を虜にし、日本のメーカーでも独自のロゴを刻印してコピーされたにもかかわらず、当のギブソンは71年のメダリオン・ファイヤバードを最後に、このユニットの搭載を中止してしまいます。

チューニングが不安定という理由で、ストップ・テールピースに交換されているヴィンテージ・ギターも良く見かけますが、実際には弦が切れたとき以外に、さほど不自由を感じる事がないこのユニットは憧れのスペックですね。

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