コンバージョンポストを使ってABR-1を搭載してみよう

Vintage Maniacsで販売中の、ナッシュビル・チューン・オー・マチック・ブリッジをABR-1にコンバージョンするセットを使って、70年代のギターをチューンナップしてみました。今回改造するのは、泣く子も笑う超レアなレスポール「GK-55」です。なんとデタッチャブルなのにマホネック。ボディ材も良質のマホガニーを使用していて好感が持てます。しかもピックアップは、ダブルホワイトのTトップ・ダーティーフィンガー。これって、The Vにしか搭載されていなかったと思ったのに意外です。

このモデルは、ファインチューニング機能が付いたすぐれものテールピースのTP-6が標準で搭載されていて、ナッシュビル・ブリッジと相まって無骨な印象があります。レスポールのエレガンスさからは、ちょっと遠いですね。今回はABR-1に交換するとともに、テールピースもアルミのギブソン純正品にチューンナップしてみます。

オリジナルのポストはサムナット用の溝が切られていません。コンバージョンポストはABR-1を上下させるサムナットの切り込みがあります。作業は、元から付いてるポストを抜いて、コンバージョンポストに交換するだけ。ギターの個体によっては、元々の穴の距離にバラつきがあり、ポストを少し削ったりしないといけない場合もありますが、今回はABR-1が無加工でピッタリはまりました。

まずは、ナッシュビル・ブリッジを搭載した状態です。全体を見てみると、やはりボディとブリッジ周りのバランスが太いですね。

次は、ブリッジとテールピースをリプレイスした後の全体です。ブリッジ周りがグンとスリムになりました。

70年代のギブソンサウンドは、良くも悪くもハードウェアの影響を大きく受けている印象があります。こうしてボディ本体には無改造で手軽にパーツの交換をするだけで、こんなにヴィンテージっぽくなるんですね。ダーティーフィンガーはおてんば娘なので、HystericPAFに交換しようかな(笑)

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