ヴィンテージのポジションマークとカルボナーラ・ディッシュマーカーを比較

サンディングしても色落ちしないエイジング

Vintage Maniacsのオリジナルアイテム「カルボナーラ・ディッシュマーカー」をじっくり見ていきましょう。Vintage Maniacsがセレクトした素材は、全体がエイジング仕様にカラーリングされているので、搭載する際にサンディングしても色落ちがなく使い勝手が良いです。

切り口を見ても、素材全体がカラーリングされているのがわかりますね。

次は柄を見てみましょう。ウロコの出方やストレートラインの入り方がヴィンテージっぽいです。

Beauty of the Burstに掲載されているレスポールのポジションマーカーと比べてみても、縦横に走るストレートラインにウロコの組み合わせがしっかり出ていて、バランスもかなりリアルです。

ハイポジションまでくると、ヴィンテージと比較しても判別が難しいくらいです。

1954年製レスポール・ゴールドトップのポジションマーク

ヴィンテージもひと通り見てみましょう。これは1954年のゴールドトップに搭載されているセルロイドのディシュマーカーです。

昨今のエイジドブームで、過剰に汚されたセルロイド・ポジションマーカーを見る機会が増えましたが、それらの多くは60年代初期のファイヤーバードⅤやSGスタンダードのインレイを模倣した印象があります。61年以降の素材と60年以前の素材は似て非なるものなので、当時のファイヤーバードやSGのイメージと比べて、レスポールの50年代はだいぶ上品なのがわかるかと思います。

ギタリストにとって、フィンガーボードは常に視線に入るすごく大事な部分です。ヒストリックコレクションをリビルドする際にも、ヴィンテージをレストレーションする場合にも、ポジションマーカーの素材や柄はこだわりたいパーツだと思います。いろいろなメーカーから出ている素材を比較して、究極のマイパターンをセレクトしてみてはいかがでしょうか。

関連商品